研修・講演会

10月27日(水)に第3回研修を開催しました。

10月27日(水)にオンライン講演会を開催しました。
今回は、障がいをお持ちの当事者である葦原 海(あしはら みゅう)さんをお招きし、オンライントークショーを開催しました。
当連盟の白井理事がファシリテーターとなり、葦原さんの今までの経験や今後の新しい挑戦などをお聞きしました。
トークショーの中では2020東京パラリンピック閉会式にてパフォーマーとして出演するまでの経緯や、受傷後のリハビリの様子や普段の生活の過ごし方などをお話しいただきました。

みゅうちゃん

また、研修会の中で出てきた質問について、何点かご紹介させていただきます。

Q1:29歳の頃に自損で足が不自由になり、車椅子無しでは出掛けられない3年前からなったのですが、まだ私はこの身体になったことが受け入れられません。
みゅうさんはいつ頃になって障害を受け入れられましたか?それはすぐに受け入れられましたか?
A1:脚が無い自分を想像することも無かったので、そのまま今の自分であると受け入れました。脚を失って落ち込むよりは入院生活が長く出かけられないほうが辛くて落ち込みました(笑)

Q2:こんなに活躍できるようになった大きなエネルギーのもとはどこにありますか?
A2:SNSを通じて様々な発信をしている中で、ユーザーの方のダイレクトメッセージ(DM)をいただく事があります。DMの内容を見ると、この仕事していて良かったなと感じたり、メッセージが届いていない人に届くように自分自身を成長していこうと思ったりします。そういった皆さんの反応が大きなエネルギーになっています。

Q3:興味深いお話しありがとうございます。よく『障害は個性』だとおっしゃられる方がいらっしゃいますが、ポジティブな言葉だと思われますか?それとも上から目線だと思われますか?ご意見頂けますと幸いです。
A3:「障害は個性」である認識はないです。私自身の個性は別にあると思っていますし、「障害は個性」であるという事を全面には出していないかなと思っています。

みゅうちゃん
トークショーを通じて感じた事は健常者と障がい者で分けてしまうと葦原さんは障がい者ですが、本人はそう思っていないという事です。
脚を失った事によって一人では出来ないことはありますが、周りのサポートがあれば出来ないことはないと仰っていました。

障害福祉施設においては施設内に入った瞬間に、ケアする側(スタッフ)とケアされる側(利用者)に分かれます。
葦原さんはその様な分け方をせず、また、障がいの有無に関わらず全員で必要な時に困っている人をサポートする社会になってほしいと日々発信しているように思いました。

次回は、障害福祉サービス事業所の様々な取組みをテーマにした研修会を開催する予定です。
ご参加いただいた皆さま有り難うございました。

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